一 ICHI

OLE PALSBY DESIGN × OHIZUMIBUSSAN

カトラリーブランド「ICHI」 一 ICHI

デンマークの
「物を観る美意識」と
日本の
「思いやりを大切にする美意識」
との融合を求めて

ICHIは、デンマークの著名デザイナー「オーレ・パルスビー(Ole Palsby)」が日本の文化からインスピレーションを得てデザインしたもの。1990年にデンマークではフォームランド賞、日本ではグッドデザイン賞を受賞した「チボリ」を継承し、改良・進化を求めて2015年に満を持して完成したカトラリーブランドです。
ICHIのデザインが完成したのは、オーレ・パルスビーが2010年に他界する直前でした。日本の製造メーカーである大泉物産との長年の共同開発を経て、ようやく誕生の時を迎えました。これは、オーレ・パルスビーの長きに亘るデザイン業績の遺作でもあります。
日本語の「一」、そして、「始まり」という意味が込められたICHIは、ここに新たに誕生したカトラリーブランドにとっての「始まり」であると同時に、オーレ・パルスビー不朽のデザインの新たな「始まり」でもあります。

平成27年度 ジャパン・ツバメ・インダストリアルデザインコンクールにおいて、最優秀賞にあたる経済産業大臣賞を受賞しました。

OLE PALSBY DESIGN
×
OHIZUMIBUSSAN

オーレ・パルスビー
(Ole Palsby)

TO THE NEED

35年以上もの長きに亘り、オーレ・パルスビー(1935-2010)はデンマークをはじめ、多くの国々で機能と品質を優先したタイムレスなデザインを生み出しました。アルフィ社(ドイツ)のポット、ローゼンダール社コペンハーゲン(デンマーク)のストレージジャー、エバトリオ社(デンマーク)のキッチン用品に代表されるように、機能を追求したオーレ・パルスビーのデザインは、時代を超えて愛されています。本人はその考え方をアメリカのデザイナー、チャールズ・イームズを引用し、このように表現しました。「デザインは誰のために?多くの人、大衆のために?専門家や知識豊富な人たちのために?特権階級の人のために?いいえ、デザインはニーズがあるから作られるのです。即ち『TO THE NEED』」。

Ole Palsby

OLE PALSBY DESIGN と
大泉物産

Ole Palsby Designはオーレ・パルスビーの二人の子供、キャロラインとミケルが新設した会社。父親が残した多くのスケッチや未発表のプロジェクトをもとに、テーブルウェアを中心とした新商品を開発しています。オーレ・パルスビーのデザイン哲学を継承し、常に恒久的で丈夫、しかもシンプルなデザイン、プロダクトが機能的な美しい道具になることを目指しています。
今回の「ICHI」ブランドは、日本の製造メーカーであり、亡き父親、オーレ・パルスビーとも親交の深かった大泉一之輔(大泉物産)との長年の共同開発により、完成に至りました。

「大泉一之輔の思い出」

オーレとの出会いは1985年のニューヨーク。テーブルトップショーに大泉物産が出展した時でした。私がデザインしたカトラリーの品質に大変興味を抱いた彼は、私に会い、製造工程を見学するために、デンマークへの帰国前にわざわざ日本に立ち寄ったのです。その夜は、私宅に招待し、翌朝、妻が抹茶を立てて「もてなし」たところ、お茶に対して驚く程の興味を示しました。「お茶を立てる作法は無駄な動きが無く『美しい』。」「床の間の『掛け軸』の文字のバランスが非常に良いが、何が書いてあるのか?」「茶室の空間は心が落ち着くが誰がデザインしたのか?」などなど、初来日の彼に、大きな印象を与えたようでした。3日間の滞在の間に、「自分のデザインしたカトラリーをぜひ大泉物産で製作して欲しい」、そして、古い日本式の我が家を「マイホテル」と言って気に入り、「新潟・燕に滞在する時には、宿泊し、抹茶を飲ませて欲しい」との約束をしてデンマークへ帰国しました。

日本の文化をこよなく愛したオーレ・パルスビーのデザインした「ICHI」は、彼との約束を守り、大泉物産が世に送り続けます。日本の製造技術とデンマークのデザインが融合した商品「ICHI」をぜひご堪能ください。

大泉物産WEBサイト